剣サム稼動!私たちが綺麗にしてあげる!!

午前中の授業の後、東京駅で友人と待ち合わせして。川崎方面へ。
京浜東北線に乗っている段階で、蒲田辺りから景色がそれっぽくなり始める。
鶴見駅に到着後、松屋でカレー+ビールで充電。運勢占い代わりにゲーセンで「連邦VSジオン」をやった。4面辺りで終わったが
いよいよ鶴見線に乗車。始点の鶴見駅以外の駅はほとんど無人改札。よって切符を買った意味がいまいち不明。
隣の国道駅で下車する。古ぼけたなんて表現が甘い、昼間なのに真っ暗で、壁は朽ち、不思議な半円形アーチが並ぶ光景。
椅子に座って休んでいる時、一人の住人が私たちを見張っているのに気付き、怖くなる。何か心霊写真も撮れたし。
国道駅から隣の鶴見小野まで歩く。電車が来ないので鶴見小野駅で待っていると高校生(?)の集団が集まって来た。
隣の弁天橋駅までは電車で移動し、また降りる。駅を出てすぐの踏切が渡れない。大きく迂回して浅野駅へ。
途中に朽ち果てた工場らしき建物を発見。駅の中に踏切がある浅野駅に到着し、海芝浦支線に乗り換え。
窓のすぐ外が海というロケーション、人の少ない車内、都会とも田舎とも違う時間の流れ方、全てが新鮮だ。
一時間に一本しか電車が来ないので新芝浦駅で降りるのは断念。そして海芝浦駅へ。
その駅は東芝関係者で無い一般人は降りられないが、代わりに海芝公園という小さな公園がある。
人気が無く静かだ。金輪際満席にならないであろうベンチに腰かけ、海を眺める。
黒く澱んだ東京湾がなぜか愛しい。海は静かに心を癒してくれる。いつかもう一度ここに来よう。
浅野駅に戻り、安善駅まで徒歩で移動。大川駅行きがそこで分岐なので、曲がった線路にそって歩いてみた。
単に身近に無いからとは言え異様な所だ。線路に立って写真を撮っていると迷彩服の守衛に怒られた。
着いたのは浜安善駅。ここも国道駅みたく時間が止まった感じ。暗くは無いが。
「米国政府使用施設」に沿って元来た道を引き返す。暑い。大川駅行きの線路は武蔵白石駅付近で分岐していた。
浜安善、安善から大川駅まで徒歩で移動。その大川駅は大変小さく、周りには工場しか無いというマニアックな終着駅。
マニアック過ぎるので電車で安善まで戻り、浜川崎駅へ行く。ここから終着駅の扇町までは全て徒歩。
この頃には日もだんだんと陰り始め、空気に化学的な臭いが混ざり、あちこちに工場を見ることが出来るようになる。
煙を吐いているのに人気の無い工場地帯を歩きながら、哀しみのような、ロマンのような、孤独のような感覚を覚える。京都や沖縄ではこんな思いはしなかった。
終点、扇町駅に到着。野良猫が3匹もおり、かわいい。もう少し歩いた先のバスの終点に移動し、川崎へ直行。
川崎のチネチッタ裏の赤線跡、銀柳商店街、やたらデカいあおい書店などを散策。
地下街の愛想の悪いラーメン屋で晩飯を採り、解散。
朝鮮スラムや寿町には行けなかったが、早稲田から往復1500円の価値は十分有る旅だった。『嫌韓流』を読みながら、満たされた気分で帰路へ・・・

着いたわけではなく、池袋でサムスピをちょっとやってから帰りました。