アースガッデム当てたい

友人と待ち合わせして再び川崎へ。自分のミスで40分位待たせる。申し訳ない。
まず丸井の紀伊国屋で地図を購入し、幸区戸手4丁目の在日朝鮮人部落に向かう。
その後川崎競馬場で軽く社会勉強を済ませた後、京急大師線川崎大師駅まで徒歩で移動。そこから電車で小島新田駅に向かった。
小島新田駅からは大規模な貨物輸送線路を眺めつつ産業道路沿いに南下し、川崎区池上町を見学する。
他にも桜本の商店街や、浜町セメント通りを散策。『孤独のグルメ』に登場した店を発見し大喜びだ。。
最後はJR鶴見線浜川崎駅から鶴見駅まで歩き、鶴見のブックオフで『ミナミの帝王』を立ち読みした。


私の今日の主たる目的地は戸手と池上だった。
戸手。半端ではなかった。多摩川沿いの大して広くない一箇所に密集するトタンの建物。
中途で見た浮浪者の住居や空き缶を目いっぱい自転車で運ぶ人々なども、ココの雰囲気に比べればただの日常的風景に過ぎない。
堤防の内側から外側へと一周する形で周ったのだが、正直中には入れない。入るべきでもない。
それだけの威圧感があった。自衛的閉鎖。「不法占拠だ」「戦後帰ろうと思えば帰れた」的な理屈は実際に目にすることで消し飛ぶ。

池上町。ここも近寄りがたい雰囲気。戸手と比べると遥かに生活水準は高いが、狭い路地・焼けたまま放置された家・不自然な公園等ワケあり指数は勝るとも劣らない。
在日焼肉発祥の地と言われているらしい焼肉屋も発見したが、やっぱり、ちょっと入れそうになかった。


今回の旅行は、前に工業地帯を歩いたときのような締め付けるような哀愁は感じなかったけれども、
戦後の朝鮮人達の辿ってきた歴史を考えさせるには十分に満足のいくものだった。

ちなみに、『孤独のグルメ』に出てきた店を発見したと書いたが、高すぎて入れなかった・・・